"あの子"の話を書く理由
「書きなよ」と言われたのはもう何年も前の話。
わたしは人に恵まれた人生を歩んできた。
幼いころから少しひねくれていてネガティブなくせに周りに敏感なわたしは、友達がなかなかできず、それどころか幼稚園では一切言葉を発せず、多くの大人に迷惑をかけた。
実の親にさえ「育てにくい子だった」と言われたわたしは、本当に育てにくい子どもだったんだろうな。と思う。
そんなこんなでも生きて20年ちょっと。わたしの周りにはとても“いいひと”ばかりでありふれている。
「あなたの周りにはおもしろい人ばっかりいるね」「トモダチがおおいね」
わたしのすきぴたちはよくそうやっていうけど、
この、わたしの自由奔放さに付き合ってくれる人間なんだもの。そりゃ「いい人」だし「おもしろい」に決まってんじゃん。あなたを含めてね笑
相変わらず、ネガティブで人間不信、刃物を手首や首にあてる日もある。
何度も死のうとしてきたが、それでも、ここまで生きてこれたのは周りの方々のおかげだと本当にひしひしと感じる。
『書きなよ』
わたしが、「もう。生きていたくないなあ」と思ってた時に言われた言葉。わたしの周りのすきぴたちに目をむけるチャンスかもと思った。
この先、このサイトに載せていこうと思う“あの子”たちは、そんなわたしの周りにいる大切な人たちの話だ。
トモダチじゃない。わたしのすきぴたち。
敬意をもって書かせていただきます。いつもありがとう。